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澁谷俊彦展 - 森の雫08 - |
2008年 ギャラリーエッセ(札幌)
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ギャラリーエッセの空間の特徴は西側の展示壁面を全て取り除くことが出来ること。そこには道路に面した大きなガラス面(大窓)があること。かねてから外光を空間に取り込むことを希望していた私はこの企画展の要請を快諾しました。以前ギャラリー門馬での個展の際、すりガラス越しの空の模様が敏感に空間を変化させた記憶が印象深かったのです。柱状オブジェの影が床面に落ちることを計算しながら会場を構成していく。結果的に光と影の演出効果は予想を遙かに超えるものとなりました。窓から差し込む太陽光線は床面に落ち、そこからなお反射して壁に光とオブジェの影を映し出す。まさに森の中に差し込む木漏れ日の如き空間となりました。今回のインスタレーションには新たな作品「雫」が加わりました。柱状オブジェの空間から徐々に雫の空間へのシフトしていく構成です。 |
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