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| トノサマガエルの雨宿り |
2011年5月18日〜5月29日、ギャラリー創（札幌）
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| 今回は初の試みとして「水辺の景色」を具体化してみました。円板状の支持体の段差を付けた連続配置は「蓮の葉」や「水の波紋」を連想させるもの。支持体裏面に塗布された蛍光塗料は葉をイメージした緑や黄を主とし、アクセントとしてオレンジ色、ピンク色を添えてあります。葉の下で雨宿りするカエルたちは白く着色されており各々の支持体裏面の反射色に染まります。何本ものテグスに釣り用のおもりを付けて天井から吊るすことで、雨を表現しました。写実的な造作は避け、見立ての表現にこだわったのです。縦の連続した方向性は,ギャラリーの天井高を活かすためのものでもありました。トノサマガエルがリアルな唯一の造形物である他は、みな見立ての構造の組み合わせで生まれたものです。「トノサマガエルの雨宿り」という表題から連想によって導き出された空間は、水辺の情景に映るのです。 |
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